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  • 令和6年 議案第17号:清瀬市立図書館設置条例の一部を改正する条例
    令和6年 議案第17号:清瀬市立図書館設置条例の一部を改正する条例議決日:令和6年(2024年)3月28日議決結果:【可決】松本潤:【反対】 *討論あり私が議員に当選してから、『下宿市民プール』、『松山・野塩出張所』、『清瀬市立科山荘』と、公共施設を廃止するための議案が上程され、私も賛成をしてまいりました。大前提として、公共施設の再編は必要なことです。市内の多くの公共施設が昭和40年代の人口急増に対応するべく整備されたため、7割強の施設が築後30年以上となっています。これらの公共施設は今後10年から20年で、一般的に建替えの目安とされる築後60年を迎えることになり、深刻な老朽化に直面しております。清瀬市、公共施設再編計画<令和元年5月>によれば、今後30年間で必要な更新等の経費は786.7億円。充当可能財源を引いた財源不足額は387.7億円と想定されております。出典:清瀬市公共施設再編計画<令和元年5月>そのため市は、公共施設再編のために1、地域コミュニティの維持・活性化など、市民サービスの向上を図ること2、持続可能な市民サービスを提供するべく、公共施設の延床面積を削減すること引用:清瀬市公共施設再編計画<令和元年5月> を、再編の基本的な考え方として進めてきております。ここで、今回の議案について考えてみます。本議案は現在の市内6館体制である図書館を、『駅前図書館』と令和8年にオープン予定の『南部図書館』の2館体制とし、『野塩図書館』は閉架書庫へ。そして、図書館が近くにない、また、交通機関がない地域の利用者や、図書館に行く時間のない方等のために、本の宅配サービスを展開するというものです。図書館が廃止される下宿・竹丘・野塩地域市民センターには、市民がくつろいで本や新聞・雑誌を読んだり、自習できたりする場とする『サロン』を整備し、図書館の跡地には『児童館のような子どもの居場所』(『公共施設を活用した子どもの居場所検討委員会』の検討結果の適用)をつくるというのが主な事業となります。清瀬市は全国で792(2023年10月時点)ある市の中で、9番目に小さい市です。その中に6館の図書館があるというのは多い方ですし、今後の人口減少を考えると、人口が増えている時期に作られた施設を未来永劫維持できるはずはありません。図書館の数が適正かどうか、これは議論していく必要があると考えます。しかし、本議案が上程されるまでの流れにはかなり疑問が残ります。まず、市側は市民に対しての説明会や意見聴取の場として、市民説明会を2回行い、清瀬市立図書館サービス基本方針(素案)に対してのパブリックコメントを実施したとありました。パブリックコメントは令和6年1月4日から令和6年1月24日まで行われ、意見は0件。説明会は1回目が7人、2回目が4人の参加者だったと答弁がありました。パブリックコメントの意見数や説明会の参加者が少ないことは昨今の投票率などをみても、市政に対する関心が低いのかと残念なことではありますが、問題はこのパブリックコメントと説明会の案内に【図書館を6館から2館にする】という文言がなかったことです。清瀬市パブリックコメント実施要綱を参照しますと、(目的)第1条 この要綱は、パブリックコメント実施に関し必要な手続等を定めることにより、市の重要な施策を策定する過程において、公正の確保と透明性の向上を図り、もって市民の市政への積極的な参画と市民との協働によるまちづくりを推進することを目的とする。引用:清瀬市パブリックコメント実施要綱 とあります。【図書館を6館から2館にする】という文言もないままパブリックコメントで意見を募ることに、果たして公正の確保ができているのか、透明性の向上が図れているのかと考えると、私はできていないと思いますし、大多数の方はどう判断されるのでしょうか。説明会の案内にも【図書館を6館から2館にする】という文言はないので、図書館の廃止を、市民は説明会に参加して初めて知ることになります。しかし、意見を表明しようと思っても、説明会の開催日がパブリックコメントが終了した後である、2月20日と2月24日でした。一体何のための説明会で、何のためのパブリックコメントなのでしょうか。図書館を減らすとなれば反対意見は出るでしょうが、必要な施策であるならば、市側には隠すようなことをせず、市民と堂々と向き合っていただきたいと考えます。また、市民であれば誰でも利用できるという、宅配サービスについても話が詰め切れておりません。バスやタクシー、トラックの運転手などが不足すると言われる2024年問題もある中、市は宅配サービスの利用者を年間9万件と見込んでいると答弁がありました。市民であれば無料で図書の宅配サービスを利用できるというのは全国初の取り組みのため、この9万件という予測が正しいのか、誰にもわかりません。宅配の11%を占めると言われる再配達の問題や、輸送コストや配送方法についても、3月議会では詳しい説明がなく、次の6月議会での私の一般質問で初めて明らかになった部分もあります。9万件の宅配にかけるコストが1億円。予測より宅配サービスの件数が増えた場合、全て市の一般財源で賄わなければなりません。また、本議案は公共施設再編計画の基本的な考えである、公共施設の延べ床面積の削減にはなっておりません。市内で図書館単体の施設は『中央図書館』だけであり、中央図書館も令和8年オープン予定の南部地域児童館等複合施設内に入り、『南部図書館』となることはあらかじめ決まっております。図書館単体の建物であれば、廃止して取り壊せば延べ床面積の削減になるでしょう。しかし、下宿、野塩、竹丘図書館は廃止となっても、元々地域市民センター内にあるため建物は残りますし、図書館の跡地を『児童館のような子どもの居場所』として整備するとなると、維持費も人手も必要となります。さらに、3月議会の時点では『野塩図書館』を閉架図書とし、本の保管場所とする予定となっておりましたが、6月議会において、閉架図書の保管場所は野塩ではなく、建設費と書架の整備費用の合計4億円をかけ、梅園に新たに閉架図書を保管する場所を建てることが決まりました。結果的に公共施設の延べ床面積は増えてしまっているわけです。最後に、指定管理者制度の導入についてです。学童保育にしろ、各市民センターにしろ、市の運営ではなく、指定管理者に運営していただくことには私は賛成の立場です。本議案の中には図書館の運営を指定管理者に任せるという内容も含まれておりました。懸念は、3月議会で決まっても、指定管理者の募集・選定をしようとすると時間が足りないのではないかということです。次年度の4月から行うとされる宅配サービスも指定管理者に任せるとすると、最低でも12月には指定管理者が決まっていないといけない。また、現在図書館で働いている会計年度任用職員の方々には、指定管理に移っても継続して働いていただきたいというのが市の方針です。任用職員の方々にきちんと説明し、納得していただける時間はあるのでしょうか。⇒指定管理の導入については、9月議会で令和8年2月からと延期になりました。図書館問題については、閉架図書館の建設や指定管理者制度導入の延期、他にも駅前図書館のトイレの改修等、後から出てくる変更点が多いと感じます。本議案は継続審査の動議が委員会・本会議の2回出されましたが、否決(清瀬自民クラブ・公明党が反対)され審議は継続。【可決】となりました。私は反対の立場から討論を行いました。 議案第17号について反対の立場から討論をいたします。本議案は、図書館6館を2館に集約し、本の宅配サービスによって、自宅を第三の図書館にするという非常に大きな事業、そして、大がかりな公共施設の再編であると捉えております。 私は、公共施設の再編については、基本的には推進していくべきだという考えを持っておりますが、公共施設は市民の福祉を増進させるために設置されたものでありますので、見直しや再編においては、市民の暮らしや地域の実態、ニーズや意見をしっかりと反映させながら進められるべきだと考えております。ほか議員のご指摘のとおり、本議案については、様々な議論をする時間があまりにも少なかったのではないでしょうか。 まず、本の宅配サービスについてですが、こちらにおいては、物流への影響が懸念されます。予定されている宅配サービスは、利用数を年間9万件と見込んでいると答弁がありましたが、9万件という数を丸々民間委託してよいのか、物流業界を圧迫させてしまわないか、本市が行う事業ならば、事業の先の影響も考えるべきであります。 運輸業での時間外労働の上限規制が2024年4月1日から適用されます。俗に2024年問題と言われ、トラック等の運転手の労働時間が短くなることで、輸送能力の低下が懸念されておりました。その中で、宅配業者大手2社が4月1日から2年連続となる料金の値上げ改定を発表しております。宅配サービスにかかる経費として見込んでいる1億円という金額が妥当であるのか、法人契約料金が上がった場合、月の利用回数に制限がかかるのかなど、議論が深められておりません。 また、宅配便における再配達問題もあります。宅配便の11%以上が再配達となっている現状において、再配達防止への対策をしっかりと行わないと、人的コストがかかるだけでなく、対外的な批判を受ける可能性がありますし、自動車が使われればその分、ゼロカーボンシティ実現への取組にも影響があると考えます。 また、市民ニーズの捉え方の面でも疑問点があります。 令和5年度清瀬市行政外部評価市民アンケートでは、ゼロ歳から6歳までのお子さんをお持ちの保護者が図書館に期待するサービスとして、貸出し図書の宅配サービスが45%、図書館の中にカフェスペースがあることへの回答が57%となっており、このアンケート結果を清瀬市立図書館サービス基本方針素案の中で、市民の図書館に対する意識として参照されておりますが、アンケートについては、現状の図書館6館体制を継続した上で求めるサービスという意味で皆さん回答されていると思いますので、市民ニーズとの齟齬(そご)が生じている可能性があります。 また、1年間に図書館の本を利用された市民は13%であるとの説明がありましたが、これは図書カードの利用者数で計測されていると伺いました。この数字がきちんと実態を反映しているのか。例えば、子どものために親が図書館で本を借ります。親のカードなのか、子どものカードなのか、とりあえず利用したカードは1枚分。しかし、子ども本人が読まなくても、親が読み聞かせを行えば、本の利用者は2人以上になりますが、利用されたカード数で考えてしまうと、利用者は1人としてカウントされてしまいます。 令和4年度の事務報告書を見ますと、本の貸出し数が一番多いのは元町子ども図書館でありますし、条例改正の根拠とする数字に不確定要素が含まれるのは好ましくありません。市民ニーズを正確に把握するのであれば、別の方法を検討するべきだと考えます。 そして、最大の問題点は、市民への周知の在り方についてです。 今回、条例の提案に当たり、パブリックコメントを募り市民説明会を2回開催したと説明がありましたが、なぜ6館を2館にするという文言をあらかじめ出さなかったのか。清瀬市のパブリックコメントの実施要綱第1条には、パブリックコメント実施に関し必要な手続等を定めることにより、市の重要な施策を策定する過程において、公正の確保と透明性の向上を図り、もって市民の市政への積極的な参画と市民との協働によるまちづくりを推進することを目的とすると明記されております。果たしてこの要綱のとおりにパブリックコメントが実施されたと言えるのでしょうか。 また、清瀬市立図書館サービス基本方針素案にも、図書館の基本方針として、知る自由を社会的に保障する機関として、市民の教養に資する情報を各分野から幅広く収集することとの旨が。そして、地域の情報の提供、郷土愛の醸成の項目には、行政サービスの照会等の情報をあらゆる手段を用いて提供しますと記載されております。それでしたら、なぜ情報を収集発信するための図書館に関する条例を定めるのに、情報が適正に公開されないのか、非常に残念に思っております。 先日、下宿図書館に行ってまいりました。7歳と5歳の子ども、それぞれ読みたい本を選んで、寝る前に3人で並んで読もうと思ったとき、読むのは私ではありませんでした。7歳の子が5歳の子に読み聞かせをしておりました。これは、図書館で多くの本の中から子どもが自分自身で選んだ本だからこそできたことだと思います。 地域の図書館が閉館した後、サロンないしは子どもの居場所で、子どもが本に囲まれる環境、自由に選べる環境がなくなってしまうのではないか。特に保護者の方で不安に感じている方は多いと思います。サービスの向上につなげるための施策であるならば、不安を払拭するため、具体的に市民に説明する必要があるのではないでしょうか。 議案第17号資料その2で、今後のサービス展開の予定が示されておりますが、こうした資料、そして、サロンや子どもの居場所の具体的なイメージ図などを合わせて、それを基にパブリックコメントないしは市民意識調査を行うべきだったと考えます。 6館を2館にしますとあらかじめ公表すれば、様々な意見、批判が飛んでくるでしょう。しかし、説明会などで、清瀬市の今後について、そして図書館を集約する目的をしっかりと説明をすれば、理解してくださる方は多いのではないかと思っております。 例えば、清瀬市の人口動態の推計では、15年後は今より人口が約5,000人減少します。その中で、高齢者の数は今よりも増え、高齢化率は30%を超えます。社会福祉費等の扶助費に係る金額は今後も増大し続け、生産年齢人口が減る分、税収が下がります。ですので、年間4億円かかる図書館6館体制を見直し、かつ貴重な財源をより広く市民の方に還元できるように、そして、読書の機会を幅広く持っていただくために宅配サービスの導入をするのですと、こういった説明をあらかじめできなかったのでしょうか。 図書館を市民の共用に資する場とするのであれば、図書館条例の改正に際し、今後の本市の財政状況の話を併せて説明会を行うというのは、自分たちの住む地域を知るという生涯学習の面でも有効だと思いますし、中学校または小学校高学年であれば授業の一環で話合いができると思います。 図書館の年代別の利用率が一番高いのは、ゼロ歳から14歳までの子どもたちです。子どもの居場所を検討するのであれば、子どもたちの話合いの中で意見も聞けますし、GIGA端末を使って電子書籍を試してみる取組なども検討できたのではないかと考えます。 小学生が議場を見学しに来ているのも度々拝見しております。例えば図書館のことで、こんな話が出ていますと、授業の中で子どもたち自身に考えていただき、意見をまとめてもらう。そして、その意見やパブリックコメントなどを踏まえて、本市がどう整理をし、議案を出すのか。そしてそれが議会でどう議論をされてどう決まったのかを学ぶ、これは主権者教育という観点からも大変重要なことだと思います。利用者のニーズ、意見を取り入れる姿勢があれば、今申し上げたような取組も検討できたのではないでしょうか。 非常に大きな事業です。決まってからではなく、決める前に様々な議論を交わし、市民が参画できるような取組こそが未来への投資だと考えます。宅配サービスという、ほかに例を見ない取組が導入されれば、ほか自治体からも大きな注目を集めるでしょう。そのとき、市民への説明の仕方、議論の在り方、宅配サービスの内容だけではなく、導入に至る過程もモデルとなれるような清瀬市であってほしいと願っております。そのためにはより時間をかけた議論が必要と考えます。 以上のことを申し上げ、議案第17号の反対討論といたします。関連ページ令和7年第1回臨時会(清瀬市立図書館の設置に関する住民投票条例審査)一般質問 令和6年6月定例会 図書の宅配サービス一般質問 令和6年9月定例会 図書館再編事業
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    令和5年 議案第76号:清瀬市立科山荘条例を廃止する条例
    令和5年 議案第76号:清瀬市立科山荘条例を廃止する条例長きにわたり清瀬市立科山荘をご利用いただき、誠にありがとうございました。同施設は令和7年3月をもって閉鎖され、現在は利用いただけません。本ページは、清瀬市議会における立科山荘に関する議案審議時の記録を発信するためのものであり、施設の案内サイトではありません。ご了承の上、ご覧ください。議決日:令和5年(2023年)12月21日議決結果:【可決】松本潤:【賛成】 *討論あり議案第76号は、清瀬市の保有する立科山荘を廃止するために提出された議案です。長野県にある「清瀬市立科山荘」は、平成10年に竣工されてから築25年が経過しました。清瀬市公共施設再編計画では、H31(2019)年〜H35(2023)年の間に「今後のあり方を検討」と位置づけられており、利用率の低迷や今後必要になる大規模改修や指定管理の更新時期もあったことから廃止という検討結果になったものです。立科山荘が建てられた経緯としては、平成8年に行われた「市政世論調査」において、市の施設として市民が望む物として「市の保養施設」という回答が多かったことがあります。当時は他自治体・企業でも保養所を持っていたところが多くあり、ハコモノ施設を持つことが一種のステータスになっていたことも背景にあったのではと考えます。しかし、インターネットが急速に普及し、今では誰でも・いつでも、自身で様々な旅行先を選べる時代となり、自治体の保養所は役目を終えるところが増えてきました。清瀬市立科山荘では、毎年3千万円の指定管理料を一般財源から負担しており、稼働率は25%程度。そして市外の利用者も多く、市民の一般利用は令和4年度では909人。市民の約2%となっておりました。廃止になるのは致し方ないことだと思います。しかし、市側が本議案を上程したのは12月定例会。その前の9月定例会中の決算特別委員会の中で、立科山荘の今後について質疑があった際は、「検討中」という旨の答弁がありました。その後2ヶ月余りの間で廃止と決定されるのは通常では考えにくいことだと思います。9月の時点でほぼ廃止が決定していたのではと、そう捉える方が出るのは当然でしょう。廃止とするならば、それまでの間に市民ニーズを把握するなどしてから議会に上程して欲しかったというのが私の思いです。現在清瀬市は人口は伸びつつありますが、今後人口が減少するのは確実で、25年後以内には人口が約5000人減少すると試算されております。当然その分税収は減るため、未来へツケを残さないためにも、公共施設の再編は前もって取り組まねばならないことです。本議案については【賛成】の立場から討論を行いました。以下、討論の要旨です。正確な討論内容は議事録を参照してください。 議案第76号、清瀬市 立科山荘条例を廃止する条例について、賛成の立場から討論をいたします。 近年、自治体の保有する保養所については、清瀬市だけではなく、他自治体でも廃止を決めるところが多く、廃止を決めた主な理由として、「老朽化」「利用率の低下」「改修等に対する多額の費用負担」と、本議案と同様の理由が多く挙げられております。 また、立科山荘竣工から25年が経過しております。その間、民間事業者による宿泊施設の多様化が進んだこと、そして、自分自身で様々な媒体を通じて、全国各地の宿泊施設を調べられる環境になっていることを鑑みると、休息施設として立科山荘を利用される方が減ってきているというのは、残念ですが、時代の潮流なのではと思っております。 立科山荘については、今後、施設改修や建て替え等で15億円以上かかる見込みであること、また、設備なども老朽化による交換改修が必要で、さらに費用がかかる見込みであるという説明が、市側からありました。 令和4年度の清瀬市一般会計歳出決算額が約351億7千7百万円ですので、15億円という数字の占める割合は約4.26%です。この4.26%という数字と、今話題の2025年大阪・関西万博を例に出して考えてみます。大阪・関西万博では、大阪府と大阪市の費用負担の合計金額が約1112億円になる見通しだと直近の報道で示されております。大阪府(3兆7994億6千1百万)と大阪市(1兆9128億2千8百万)の一般会計歳出決算額の合計が、約5兆7122億8千9百万円ですので、1112億円という数字が占める割合は約1.95%。(一時のイベントと公共施設との比較ですので)大変大雑把な比べ方でありますが、大阪府市での万博の費用負担の2倍以上の財政負担が(立科山荘の)大規模改修にはかかるわけです。公共施設ですので、維持や改修にかかる費用は問題ではないという意見もあるかとは思いますが、令和4年度実績では、立科山荘を利用された清瀬市民の方は、人口75,000人のうち約2%です。限りある財源を、どうやってより多くの市民の方へ還元していくのかということは、常に考えていかなければならないことでもあります。 議員有志が行ったアンケート調査において、「立科山荘を廃止するべきではない」との声が出ていることも承知しておりますが、アンケートの設問に「黒字運営」という、表記があり、「黒字運営なら存続させるべきだ」と、設問に引っ張られるような回答が複数あったのも拝見しております。たしかに、指定管理を依頼している株式会社フードサービスシンワさんは、清瀬市からの指定管理料や、宿泊費等を得て黒字運営ができておりますが、清瀬市が毎年3千万円近い負担をしていることには変わりありません。毎年かかる指定管理料、大規模改修にかかる費用、市民の方の利用率や、指定管理の更新が来年度末に迫っていることを踏まえると、この時点で廃止という結論に至るのは仕方のないことだと認識しております。 しかし、指定管理の更新時期は前もってわかっていることですから、もっと早い時期から検討をするべきだったのではないでしょうか。立科山荘の在り方についてのアンケート、ないしは市民意識調査というのも、本来であれば市側が率先して行うべきものであり、市としての意見が廃止をする方向でまとまったのであれば、その時点で廃止という考えに至るまでの経緯や理由を市民へ公表し、意見を募るべきだったと考えます。 平成10年に竣工されて25年。立科山荘になる前を含めると、さらに長い年月、市民に親しまれてきた施設でした。利用されてきた方々、また、維持管理に携わってきた方々は市の職員も含め、大勢いらっしゃるかと思います。これらの方々の想いは大切にされるべきであり、例え「廃止」という結果となっても、廃止に至るまでの過程がどうだったのか、関わってきた方々が「立科山荘は役目を終えたんだね」と、納得ができるような終わり方であったのか、最善を尽くすことができたのか、考えていただきたいと思っております。今後も公共施設の再編はあるかもしれません。その際は、理由と目的、そしてその効果をしっかりと説明していただき、市民の意見を反映できるよう、最大限の努力をしていただきたいということをお願い申し上げ、本議案に対する賛成討論といたします。
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    令和5年 議案第64号:清瀬市役所出張所設置条例を廃止する条例
    令和5年 議案第64号:清瀬市役所出張所設置条例を廃止する条例【賛成】提案された条例は、清瀬市役所の「松山出張所」及び「野塩出張所」を廃止し、令和6年3月1日より「デジタルサービススポット」へ移行するという条例です。提案理由については、清瀬市においては多くの市民の方がコンビニ交付を利用できるようになったことや、税金等の納付方法にスマホ決済を導入するなど代替措置の拡充を図ってきたことなどを踏まえ、「松山出張所」及び「野塩出張所」を、各種証明書を取得できるマルチコピー機やその操作方法や各種手続の案内をする「手続ナビゲーター」を設置する「デジタルサービススポット」へ移行するため、条例の廃止をすると市側から説明がありました。この議案については、付託された総務文教常任委員会において様々な質疑・意見が出ております。私なりに要点をまとめますが、詳細は下記の清瀬市議会議事録を参照してください。清瀬市令和5年9月総務文教常任委員会まず大前提として、「デジタルサービススポット」を利用して証明書を発行するには「マイナンバーカード」が必要ですが、持っていない人はどうするのかという話が必ず出てきます。これについて私の考えですが、カードを持っていなくても、マイナンバー(個人番号)は住民票が登録されている人ならすでに割り振りがされています。カードを持つ・持たないというのは個人の自由ですが、清瀬市においても7割以上の方がマイナンバーカードを取得しており、カードの普及率が高くなるにつれ、持つことを前提にしたサービスが増えるというのは予想できる流れだと思います。主な質疑の内容・松山出張所、野塩出張所の証明書の令和4年度の発行件数について→松山出張所:コンビニ対応証明書が9,596件、コンビニ対応ができないものが1,126件、合計1万722件→野塩出張所:コンビニ対象証明書が4,752件、コンビニ対象不可が575件、合計5,327件・車椅子の方への対応→タッチパネルを曲げて操作できるように準備している・手続きナビゲーターが個人情報を見ることはないのか→あくまでも、操作方法を案内するといったかたちになる・市から届いた、手続き等がわからない書類の相談はどうするのか→市から届いている文書というのは、その連絡先、送信元が記載されており、電話番号の記載もあると思っているので、直接連絡をいただくということも可能だと考えている。また、手続ナビゲーターについても、書類をお持ちいただければ、「ここにご連絡するんですよ」といった案内もできると考えている。・高齢者が相談をする時にはどうしたらよいのか→地域包括支援センターもあるので、そちらに相談していただくことでいろんな対応がとれると考えている。上記の質疑だけでなく、意見も各会派から出ておりました。少子高齢化が進む中、深刻な労働力不足は民間だけではありません。行政職員も不足しており、デジタルに移行できるサービスがあるのであれば移行し、人にしかできないことへ労働力を回すべきです。本議案については【賛成】をしております。
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    令和5年 議案第34号:清瀬市立公園条例の一部を改正する条例
    令和5年 議案第34号:清瀬市立公園条例の一部を改正する条例【賛成】 改正の内容は、都市公園として新たに「清瀬市立中里富士塚北児童遊園」を指定することと、経年劣化により、「下宿市民プール」を条例から削るという内容です。 焦点となったのは下宿市民プールの廃止についてでした。 私は高校生の時、下宿市民プールで監視員のアルバイトをしたことがあります。子どもが生まれてからも何度か遊びに行っておりましたが、昨年行った時にはすでにスライダーが使用中止になっておりました。 廃止となると淋しく思いますが、(単年度使用するための)安全確保の修繕でも3500万円。スライダーを含めた改修では1億6000万円の費用がかかってしまうと、総務文教常任委員会において市側から答弁がありました。 清瀬市にもっと財政力があれば、維持更新という話ができたかもしれません。が、ただ諦めるというのではなく、財政力を上げる努力をしていけばいつかは可能になるかもしれません。清瀬市も構成市になっている柳泉園組合には室内プールがありますので、頼れるところは近隣施設に頼るという考え方も必要だと考えております。
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  • 令和6年 陳情第11号:清瀬市立清瀬第五中学校のプール廃止に関する陳情
    令和6年 陳情第11号:清瀬市立清瀬第五中学校のプール廃止に関する陳情議決結果:【否決】松本潤:【賛成】 *討論あり清瀬市では市立学校での水泳指導を、民間プール施設を活用した水泳指導へ移行をしております。移行は令和4年度から始まり、令和7年度からは市内全小中学校で民間プール施設での水泳指導が実施されます。背景としては、?雨天や暑さ等、天候による影響で水泳指導が中止となる回数が出てしまうこと?水泳指導を民間施設の職員と行うことで指導面、そしてプールの掃除や管理等の負担が減ること?学校プールの維持費が主に上げられます。詳細は市のホームページにある、清瀬市立学校における水泳指導基本指針をご覧ください。今回の陳情は、市内で唯一水泳部がある清瀬第五中学校の保護者の方から出された、「(部活動で使用するために)第五中学校のプール存続を」というものでした。水泳指導の指針については基本的に賛同する立場でありますが、学校のプールを部活動で使用していた場合はどうなるのか。陳情について考えるにあたって、有志の議員と第五中学校のプールを見学に行き、第五中学校の校長先生、そして市の担当課長から話を伺いました。整理をすると?市の方針としては、部活動の地域移行のために民間プール事業者と部活動について話を進めていること⇒年間通して利用できるようにはしたいが、利用できる頻度は未定⇒使えるレーン数は未定⇒使用できる時間は未定?顧問の先生はどうなるのか⇒現時点では顧問は継続。そのため部活動の際は民間プール施設への移動が発生する?生徒はどうなるのか⇒学校プールではシーズン中は毎日泳ぎこみができていた⇒学校プールでは6レーン使用しての部活が可能だった⇒民間プールでは年間を通じて利用できる見込み⇒民間プールでは移動が発生する?費用面はどうなのか⇒1校当たりのプール施設の運営経費・薬剤費 約107千円 ・水道代 約643千円 ・保守点検委託費 約36千円 ・水質検査代 約32千円 ・清掃委託費 約53千円 ・修繕費 約190千円(大規模改修のための積み立てであり、今後修繕しないという考えなら不要)・電気代 約80千円 ・人件費(水泳指導員) 約33千円(部活動には不要)合計約1,174千円(修繕費と人件費を除くと約951千円)⇒民間施設を活用した場合、これ以上かかるだろうという見込み?プールの使用状況は⇒令和6年度まで、第五中学校のプールは水泳指導で使われていた⇒平成22年に浄化装置とプールの全面塗装を行っており、浄化装置の耐用年数はまだ迎えていない⇒地下の埋設管はいつ不具合がでるかわからない⇒第五中学校のプールは竣工41年。市内の他学校のプールの竣工は平均52年。⇒お掃除ロボットが配備されている(写真3枚目)⇒プールの跡地がどうなるのかは現段階では未定上記のことを総合的に考え、陳情には【賛成】をいたしました。以下討論内容です。清瀬第五中学校の水泳部が民間施設を利用した場合ではどのように行われるのか、もう少し詳しい内容を伺ってから賛否を決めたかったのですが、継続審査となりませんでしたので、今あるプールはできるだけ使用したほうが望ましいのではという考えから、本陳情へ賛成の立場から討論をいたします。  清瀬市では、来年度から民間プール施設を活用した水泳指導が全小中学校で始まります。様々意見はあると思いますが、私は水泳指導の移行については基本的に賛成の立場です。 ただ、残ったプールはどうなるのか。 清瀬第五中学校のプールは、今年度までは水泳指導で使われておりましたので、使おうと思えば使用できるプールです。 清瀬第五中学校の水泳部に関するご連絡を保護者の方からいただいたときは、今後、部活動のためだけにプールを使うとすると維持費はどれくらいになるのか。民間施設であれば、年間を通じてプールに入れるのはメリットなのではなどと考えておりました。 しかし、今定例会でのほか議員の一般質問における答弁や、総務文教常任委員会での質疑の経過、そして、実際に清瀬第五中学校のプールを見学しに行き、財政面の考え方や部活動の地域移行について課題があると感じましたので、本陳情に賛成した理由として述べさせていただきます。  まず、財政面の考え方についてです。 1校当たりのプール施設の運営経費が1シーズン当たりおおむねどの程度かかるのかは、清瀬市立学校における水泳指導基本指針に記載がされております。 先ほど石川議員の討論でも紹介されておりましたが、年間約120万円かかるとされておりますが、これは今後の修繕に係る積立て分の約19万円や、水泳指導員の人件費約3万3,000円が含まれている金額であり、仮に今後プール施設が壊れるまで使い修繕をしないという考え方であれば、年間約100万円のコストで清瀬第五中学校のプールを使用しての部活動が継続できると考えられます。 一方、民間施設を活用して部活動を行うとなった場合、費用が幾らかかるのか、現時点でははっきり示されておりません。 例えば、週2回程度民間施設を活用しての部活動をするとなった場合、清瀬第五中学校のプールを使用した場合より高いのか安いのか。高かった場合、なぜ学校のプールを使わないのかという疑問が出てきます。  また、清瀬第五中学校は平成22年にプールの浄化装置の改修とプールサイドを含むプール本体の全面塗装を行っております。平成22年度の事務報告書によれば、浄化装置の改修に798万円、プール本体の全面塗装に638万円の費用がかけられております。このときはたまたま一般財源ではなく、全額国の交付金で行われた事業だったようです。ですが、出どころは私たちが支払った税金や国の借金です。 清瀬市は財政が厳しいまちです。議会の答弁でも、国や都に費用負担の拡充をお願いしていきますと度々耳にします。しかし、そうして国や都に対して費用負担の拡充を求めながら、一方で交付金でつくったものをまだ使えるのに使わない。これは税金の使われ方として、また市政の在り方としてどうなのかなと私は思います。  続いて、部活動の地域移行の考え方についてです。 私は部活動の地域移行については否定は全くいたしません。生徒数の減少や教員の働き方改革に対応し、持続可能な取組にしていく必要があります。 しかし、委員会の質疑の中では、民間施設を活用することになっても、顧問は生徒に付き添う方針という旨の説明がありました。現状では、顧問は教員が担っているため、これでは教員の働き方改革になりませんし、逆に教員が移動する手間や準備する時間が増えてしまいます。 部活動の地域移行というのは何も民間施設を活用しなければならないということではありません。活動の場を学校とし、学校に地域の団体や地域の指導者に来ていただいて活動を行うということも、文部科学省の推進する地域移行であります。 直近の報道では、神戸市の公立中学校では2026年から部活動を終了して、地域の団体によるクラブ活動へ移行するとありました。そして、活動の中心となる場所は学校施設とされておりました。 仮にプールが使えなくなるまでと期間を定めても、同じような取組は清瀬第五中学校でもできるのではないでしょうか。活動の拠点の場を清瀬第五中学校のプールとし、必要に応じて指導員に来ていただく。そうすれば、教員の負担は減りますし、生徒も移動せずに学校のプールを広く使えます。広い練習スペースがあれば、近隣では清瀬中学校や清瀬第十小学校といった、合同部活動といった連携もしやすくなると思います。 民間施設への移行も学校単体ではなく、地域単体でどれだけ部員が増えるのか、部員数を一定数増やしてからのほうが受入れ側も安定して受けやすいのではないでしょうか。 今壊れているプールを直してほしいという内容の陳情でしたら、私も反対いたしますが、これはまだ使えるプールですので、清瀬第五中学校のプールを使用しての水泳部の活動を継続しながら、今後の話を検討していったほうが将来的には水泳部の継続という面ではよりよい結果となるのではと考えております。  水泳部の生徒たちが今シーズンどのような思いで清瀬第五中学校でのプール活動を終えたのか、大変気になるところであります。何も決まっていない状態で使えるプールが使えなくなる。経過が曖昧なまま、民間施設を活用した地域移行をしたとしても、生徒たちが納得して部活動を続けられるのかは疑問であります。部員数が減って先細りになってしまったら、持続可能な部活動のために地域移行したのに、その意味がなくなってしまいます。 生徒たちが安心できるよう、きちんと方針を決めてから、様々な可能性を検討した上でこう決めましたと、納得していただけるような説明があったほうがよいのでは、また、財政が厳しいまちであるからこそ、様々工夫をして柔軟に対応していく市政運営が必要だと考えます。 以上のことを申し上げ、本陳情の賛成討論を終わります。
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