一般質問 令和7年6月定例会-1:「夢空間」保存活用方針一般質問にて、清瀬市の「夢空間」保存活用方針に基づく今後の具体的取り組みについて問いました。質問項目件名リンク1. 「夢空間」保存活用方針(1) 今後の動きについて→(本ページ)2. 保育園施策(1) 待機児童の今後の見込みと対応方針について(2) 統括園長について→記事を読む3. 介護人材不足への対応(1) 実態把握と対応方針について(2) 介護事業所の共同送迎に向けた支援について→記事を読む◆松本潤 大きな1点目、今年3月に策定された夢空間保存活用方針についてお伺いをいたします。 方針の中では、郷土博物館における調査報告書の作成、夢空間ファンクラブの創設や運営、保存関連イベントの企画や開催、さらには保存活用状況の検証のための仕組みづくりなどが示されております。つきましては、これら各項目に関する方針の内容や今後のスケジュールなどの取組について、大きく4点お伺いいたします。 1点目、夢空間の保存についてです。 夢空間を清瀬市の文化財として保存するため、郷土博物館において調査報告書を作成するとともに、文化財指定を視野に入れてまいりますと、保存活用方針の中でありますが、文化財指定に向けたスケジュールと文化財指定とするメリットについてお伺いをいたします。2点目、夢空間を飲食ができる場として活用する方針が示されております。しかしながら、飲食ができる場としての活用をすることで、鉄道車両としての価値や保存状態を損なうおそれがないのかが懸念されます。そのため、保存と活用の両立が図られていると判断ができるような具体的な保存基準や評価体制を明確にした上での検討が必要であると考えます。 保存活用方針の中では、車両の保存や活用方法が目的にかなったものであるかどうかを検証し、また、必要に応じて対応策を検討するために、委員会や定期的な会議などの仕組みづくりに努めますとされております。具体的にどのような会議体であるのか、また、どのようなスケジュールの構想でいらっしゃるのか、2点目としてお伺いをいたします。3点目、保存活用方針では、学校教育や生涯教育のための利用についても触れられております。子どもや児童・生徒を対象に、図書館や児童館などと共同したイベント開催、学校単位での見学会や職業体験の場として提供しますとあります。子どもたちが興味、関心を持ってもらえるような取組は重要だと思いますし、設置をされた以上は子どもたち、また、市民の方々が利用しやすいような取組について様々考えていただきたいと思っております。 しかしながら、今回の南部児童館等複合施設及び中央公園等の指定管理者の公募に係る質問書への回答を見ますと、夢空間車両の特性を理解し、十二分に活用したイベント、市内小中学校生徒が夢空間に愛着を抱けるような学校教育における学習、装備や備品を活用して、生涯学習に資する利用方法を検討し、ご提案くださいと、学校教育や生涯教育への活用の具体化を指定管理者に委ねるような姿勢も見受けられます。もちろん柔軟な発想を持つ民間事業者との協働が必要だと思いますが、教育や生涯学習に関わる部分は指定管理者任せにするのではなく、市側が主体的に責任を持って関わるべきだと考えます。 ここでお伺いしますが、企画立案については、市自身も実施主体としての役割を果たしていくという考えでよいのか、ご見解をお伺いいたします。4点目、夢空間の保存活用についてです。 方針では、夢空間の活用は、保存のための費用を賄うことに主眼を置いて実施しますと記されておりますが、実際には、その運営に当たって指定管理制度を導入することで、新たな経費負担が発生する構造となっております。市民の中には、保存費用を稼ぐために始めた運営で、かえってお金がかかっているのではといった疑問が生じる可能性もあると考えます。 鉄道車両を設置し、指定管理制度の導入の支出に見合うだけの効果、つまり市民にとって地域経済、文化的効果が本当に期待できるのか検証が必要だと考えます。こうしたことを費用対効果の観点からどのように評価を行うのかお伺いいたします。◎木原シティプロモーション担当部長私からは、夢空間保存活用方針に基づく今後の動きについてお答えいたします。 本市では日本に1両ずつしかない貴重な車両である夢空間を文化財として保存し、後世に引き継ぐとともに、飲食ができる車両である機能を生かした活用を行い、多くの方に本市を訪れていただきたいと考えております。これを機にした交流人口の増加によりまして、市内に新たなにぎわいが生まれ、夢空間が本市の新たなランドマークとして、観光や地域経済の盛り上がりに貢献することができ、シティプロモーションの促進とシビックプライドの醸成にもつながると考えております。 このことから、本市では夢空間の保存と活用を適切に実施するために、夢空間保存活用方針を策定いたしました。方針の作成に当たりましては、清瀬市民、学芸員、鉄道車両保存の専門家から成る清瀬市夢空間保存活用検討委員会より提言いただきました夢空間保存活用方法に関する提言を基にしております。 議員ご質問の保存活用状況の検証のための仕組みづくりでございますが、保存活用検討委員会の皆様に車両の保存活用が目的にかなったものであるかを検証いただくため、年に1回程度、定期的に委員会を開催してご意見を頂戴したいと考えております。 次に、夢空間の文化財指定についてお答えいたします。 本市では、将来的に夢空間を本市の登録有形文化財として大切に保存していきたいと考えております。今後のスケジュールにつきましては、郷土博物館におきまして、この車両が誕生したコンセプト、たどってきた歴史や日本の豪華寝台客車の先駆けとしての価値についてまとめた調査報告書を作成し、清瀬市文化財保護審議会において調査報告書を基にご審議いただく予定でございます。時期につきましては、調査報告書がまとまり次第、審議会の諮問を検討いたします。 なお、文化財登録された後には、夢空間が本市の有形登録文化財として適切に保存活用が行われるよう、所有者である清瀬市が務めることになります。特に形に見えるメリットとしては、市登録文化財を本市が所有している場合は特にございませんが、将来的に国の登録有形文化財に登録された際には、文化財の保存活用に係る地方財政措置等が受けられる可能性がございます。 続きまして、夢空間の保存に係る活動については、市民や車両を愛する方々の参画により実施してまいります。今後、本市におきまして、夢空間ファンクラブの創設、運営を行い、指定管理者や清瀬市観光協会等と連携してイベントを開催する予定でございます。 なお、学校教育や生涯学習への活用につきましても、教育委員会に相談しながら主体的に企画に関わってまいります。内容につきましては、今後の指定管理者選定に影響を及ぼす可能性があることから、現時点でのお答えは控えさせていただきます。 次に、夢空間の活用でございます。 夢空間保存活用方針に記載しておりますとおり、夢空間の活用は保存のための費用を賄うことに主眼を置いて実施いたします。夢空間をしっかりと保存し、後世に引き継いでいくための必要な費用の一部を賄うための取組として、夢空間本来の機能である飲食ができる車両である点を最大限に生かしてまいります。車内で飲食された方が夢空間が持つ特別な機能を体感することができ、車両への理解を深めることにもつながります。 あわせて指定管理者や清瀬市観光協会、ファンクラブなどと連携したイベントを市民、本市へ来訪された方、事業者等が一緒になって開催することが夢空間への親しみや共感を育む機会となり、シティプロモーションやシビックプライドの醸成にもつながるものと考えており、また、車両保存に関わる担い手の輪が広がることも期待されております。 次に、PRといたしましては、夢空間の復活までの道のり、復活後に夢空間の車内で飲食ができること、その他様々なイベントが開催されることなどについて、清瀬市ホームページ、公式SNS、ユーチューブなどを活用し、積極的な情報発信を行います。清瀬に行けば復活した夢空間に出会えること、現役当時のように車内で飲食できることは大変大きな話題となり、本市の認知度が向上することや、交流人口が増加することで、市民が自らのまちに誇りや愛着を抱き、ひいては、清瀬市のブランド価値の向上にもつながると考えております。 今後、様々な主体と連携し、イベントの企画開催、関連商品や新たな名産品の企画販売を進め、地域経済の活性化を図ることで、夢空間の持続可能な保存につなげてまいります。◆松本潤 ご答弁ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 まず、夢空間保存活用方針に係る今後の動きについてですが、文化財指定に向けての動きは調査報告書を作成し、それから、文化財保護審議会に諮られるということが理解できました。 これについてですが、審議会での諮問の際には、今後の保存にかかる見込み費用も示した上で審議していただく必要があると考えますが、これについてご見解をお伺いいたします。◎木原シティプロモーション担当部長文化財保護審議会には、車両の歴史的、学術的な高さを説明する必要があることから、調査報告書を作成いたします。 なお、審議段階におきまして、今後車両を保存するに当たっての定期メンテナンス周期や内容について、また、修理見込額について等のご質問があった場合、その時点で分かっていることについてはお示ししてまいりたいと考えております。◆松本潤 分かりました。 鉄道車両は屋根があるといっても、室内ではなく屋外にあるものですし、令和6年度の文化財保護審議会の議事録を拝見しますと、旧森田家の保存活用についての意見交換の際に、事務局側からある程度の修繕費用の見込みも数字として出されておりましたので、何年ぐらいでどのような修繕が必要となってくるのか、今後審議する上で必要な情報だと考えますので、様々な情報を収集していただければと思います。 続いて、2点目にご質問した車両の保存や活用方法についての検証と、必要に応じて検討するための委員会や定期的な会議などの仕組みづくりについてですが、こちらは年に1回程度定期的に委員会を開催してご意見を頂戴するとのことでした。 これについては要望なんですが、保存活用検討委員会の方々の意見だけではなく、できれば市民の方や利用された方の声を反映させる仕組みにしたほうがよいと思いますので、今後検討していただければと思います。 3点目にご質問した企画立案についても、こちらも市自身が主体的に企画に関わっていただくという考えであると伺えて安心をしました。こちらも学校教育や生涯教育の企画に参加された方の意見を反映させながら、様々実施していただきたいと思いますので、こちらもそうなるよう要望とさせていただきます。 最後4点目、保存のための費用を賄うことに主眼を置いた活用についてですが、例えば鉄道車両の利用者数などは数字として把握できると思います。しかしながら、鉄道車両を設置したことで、どれだけ交流人口が増えたのかといったところまでの効果というのは、現実的にはなかなか定量化しづらい部分もあるのかなと認識しております。しかし、市民の立場からすると、設置前と設置後で何がどう変わったのかというのが見えてこないと、鉄道車両の設置自体の納得とか共感ということにはなかなかつながりづらいと考えます。 例えば一例なんですが、商店街で夢空間に関連した商品がどれぐらい売れたかなど、具体的な指標というのは今後出していただいて、効果を検証できるような仕組みづくりというのは必要だと考えますが、こちらについて見解をお伺いできればと思います。◎木原シティプロモーション担当部長交流人口の増加や地域活性化がどれぐらい図られたかということを定量化するのは難しいことだと考えておりますが、今ご提案いただいた内容も含めまして、検証するための仕組みづくりについて研究してまいりたいと考えております。◆松本潤具体的な数値を持って評価を行うことは本市の施策において大変重要ですので、ぜひ様々検討いただければと思います。







