一般質問にて、清瀬市の図書館再編と「夢空間」移設の政策過程の透明性を問いました。
| 質問項目 | 件名 | リンク |
|---|---|---|
| 1. 市民の理解が得られる政策過程を | (1) 夢空間移設について | →(本ページ) |
| 2. (仮称)南部地域複合施設及び中央公園整備事業 | (1) 子どもの安全対策について (2) トラブルの防止について |
→記事を読む |
| 3. 図書館サービスの機能 | (1) システム面の強化について | →記事を読む |
◆松本潤
2月3日、図書館の設置に関する住民投票条例制定についての臨時会が開かれました。
その質疑の中で、請求者や多くの議員から指摘があった清瀬市図書館サービス基本方針素案のパブリックコメントの実施に際し、具体的な情報が記載されていなかったことについては、図書館の設置については、議会における審議によって結論が導かれる事項であるため、具体的に示さなかったという旨の答弁がございました。
さて、清瀬市のランドマークとして、今後、保存活用がされていくとされる夢空間についてです。
夢空間の移設について、議会で審議ができた機会としては、令和6年第1回臨時会がありましたが、その際、夢空間に係る費用は、その他工事として扱われており、詳細については、現段階で公の場で鉄道車両に関する詳細を申し上げることは差し控えるという旨の答弁でした。
図書館の際は議会で審議としつつ、夢空間の場合には、議会で詳細を出せないというのは、第三者から見ておかしいと思う方が多いのではないでしょうか。市民の理解が得られる政策過程だと言えるのか見解をお伺いいたします。
また、夢空間については、移設費が安く3,800万円、修繕費約1億円、屋根とホームの設置に約8,000万円かかるとされておりますので、設置に関する合計費用が2億円を超えます。
予定価格が1億5,000万円を超える事業の契約となると、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条により、議会の議決が必要となりますが、議案を分けて審議することができなかったのか、見解をお伺いいたします。
◎木原経営政策部参事
私からは、夢空間移設についてご答弁申し上げます。
初めに、令和6年第1回臨時会におきまして、統括監経営政策部長が香川議員の質問に対しまして、詳細については、現段階で公の場で鉄道車両に関する詳細を申し上げることは差し控えると申し上げたことにつきまして、松本議員から議会で詳細を出せないのはおかしいとのことでございますが、この時点で夢空間を所有している事業者からの譲渡がまだ正式に発表されていない段階でございます。お互いの協議の上、プレスリリースする日を予定するなど、慎重に進めていたこと。同時期に計画しておりましたクラウドファンディングのリリース効果を高めるために、事業者と調整を行っていたことから、車両についての詳細は申し控えるということでご答弁を差し上げております。
また、当時の消費者側が関係者に対して、夢空間移設についての説明が行われていない可能性もあること、プレスリリースは新規性が大変重要視され、既に知られている情報がニュースとしての価値がなくなってしまうことなども理由の一つでございます。
以上の点から相手側の信頼を失うおそれがある、リリース日前に車両についての詳細を申し上げることを差し控えるという答弁させていただいております。このことから、本市では松本議員のご見解である、図書館の際は、議会で審議としつつ、夢空間の場合には、議会で詳細を出せないというのは、第三者から見てもおかしいと思う方が多いのではないでしょうかという点については、当たらないものと考えております。
次に、夢空間の移設につきまして、議案を分けて審議できなかったという点について、ご答弁申し上げます。
夢空間の車両につきましては、南部地域複合施設及び中央公園整備の一つで、既に昨年8月に、(仮称)南部地域複合施設新築工事及び中央公園整備工事請負契約につきまして、臨時会で議決をいただいてございます。臨時会におきまして、工事契約締結に対する議案をご審議いただくに当たりまして、一つの契約の中で議案を分けるのは適当ではないと考えております。
なお、通常このような大規模工事におきましては、トイレなどその他設置物を分けて契約工事を行うことは、工期が遅れる可能性はありますし、費用が余計にかかることから分離することはございません。このことからも、本市では夢空間のみ、議案を分けてご審議いただく必要はないものと考えております。
◆松本潤
ご答弁ありがとうございました。
それでは、順次再質問させていただきます。
今回、夢空間の移設の経緯について、補助資料を二つ用意させていただいております。議長の許可を得て、あらかじめ配付をさせていただきました。資料投影をしながら、再質問させていただこうかなと思います。

一つ目の資料が、南部地域複合施設及び中央公園整備事業の過程において、鉄道車両の構想がどの段階で出てきたものなのか、まとめたものになります。先ほどちょっと香川議員の質疑の中でも、流れで出てきたんですが、まず最初、平成30年に行われた南口児童館についての市民意見交換会がありました。その後、令和3年6月、7月に行われた清瀬駅南口地域児童館整備基本計画策定に向けた市民ワークショップがございます。その後、令和3年8月から11月の清瀬駅南口地域児童館整備基本計画策定検討委員会がありまして、今度令和4年3月に整備基本計画が策定されました。整備事業については、こうした経緯をたどってきておりますが、ここまでは鉄道車両を置くという話は出てきておりません。出てきたのは、こちらの令和4年11月、12月に行われた、清瀬駅南口地域児童館・中央図書館等複合施設及び中央公園整備に係る基本設計市民ワークショップの際でございます。
今までの議会での答弁をまとめると、サービスの方向性を基本計画として具現化するために、庁内と設計者で協議をした結果、鉄道車両によることになったとされてきております。ただやっぱり到達というか、設置ありきで話が決まってしまったんじゃないかなという印象はどうしても受けるものです。
例えばこの庁内の議論というのがどのように行われてきたのか、議事録というものが残っているのかどうか、お伺いしたいと思います。
◎木原経営政策部参事
まず、今ご質問の中で、サービスの方向性を基本計画として具現化するためにというご発言がありましたが、正確には、令和4年3月に策定した基本計画の事業コンセプトを具現化するための一つの手段として、設計に落とし込む段階で、鉄道車両の設置というアイデアが出てきたものでございます。
庁内に検討委員会などの会議体を今回設置したわけではございませんで、一業務でのミーティングであるため、議事録等については残っておりません。
◆松本潤
ありがとうございます。ちょっと修正いただいてありがとうございました。申し訳ありません。
議事録がちょっと残っていないというのは残念なんですが、もう1点の資料と絡めて、再度ご質問させていただこうかなと思います。

こちらは、市民の理解が得られる政策過程なのかと題して、今回、鉄道車両譲受検討委員会というものが、令和5年の11月7日、13日、17日、27日とありました。譲受検討委員会開かれてから8か月近く、市議会のほうには特に、そういった検討委員会開かれましたという報告は特になかったんですね。知ったのが、この臨時会の後だったか、前だったか。そこで本当にそういった委員会があるんだなというのは知ったぐらいでした。鉄道車両については鉄道車両譲受検討委員会からの提言もあって譲り受けることに決定したと。前に夢空間復活プロジェクトのフェーズにもあったんですが、この鉄道車両譲受検討委員会の前に、よく調べてみると、この清瀬市は鉄道保存協会の総会というものに、令和5年11月10日と11日に出席をされております。その際、清瀬市は鉄道保存協会の総会のほうに資料を出していて、その中で清瀬市は、清瀬市中央公園の再整備に合わせ、園内に鉄道車両を設置し、鉄道文化財として保存・活用を図る予定です。そして、鉄道車両の修復・搬出・搬入ならびに保存・活用について、ご教授賜りたく存じますという資料を出していたわけですが、これは夢空間という名前を出して保存・活用について意見を求めていたのか、こちらご見解を伺いたいと思います。
◎木原経営政策部参事
鉄道車両保存・活用についての調査や、今までご意見をいただいたりする際に、日本ですと保存協会も含めまして、本市から夢空間の名称は一切出したことはございません。名称を初めて公開したのは、昨年8月のプレスリリース時が最初となっております。
◆松本潤
分かりました。ありがとうございます。
せっかく行くんでしたら、夢空間という名前は出せなくても、夢空間に沿った、きっとどういう保存・活用方法がいいのかというのはいろいろお話聞いたんじゃないかなと思うんですが、こちらは市民の皆様の税金を使ってきっと視察をされているわけでありますので、適切なやり方というのが、本当だったら、夢空間というものを、どこかで議会の場で審議して、保存協会の総会とかでどういった保存の仕方がいいのかとか、もうちょっとしっかり話し合ったほうが、より適した税金の使い道なんじゃないかなと私は捉えております。
夢空間の移設については、本当に今決まる過程の議事録が残っていないという部分と、鉄道車両譲受検討委員会の提言があってから、8か月近くありましたが、市議会のプレスリリースがあるまでは詳細説明がなかったというのは、残念なことだと私は思っております。私、介護施設の管理者しておりましたが、何をもっても大事なのは、記録でした。これはもう利用者の方のためにでもありますし、職員を守るためにもなっておりましたし、逆に記録がないと、行政の指導が入った際に、すぐ突っ込まれるというものでしたので、記録は取っていたんですが、本当に夢空間が貴重なものであり、文化財として保存し続けるのだったら、軽微なものでも、文書に残していただいて、きっとそれは将来、役に立つんじゃないかなと思いますので、こうしたことを今後取り組んでいただけるように、要望とさせていただきます。
また、先ほど一体整備だから議案を分けるのは適当ではないという旨のご答弁もございましたが、もっと違った進め方があったんじゃないかなと本当に考えております。私は、結果よりも、過程が重要だと思うタイプの人間ですし、今はそういう方も一定数いらっしゃるんじゃないかなと思います。過程の積み重ねが結果に現れると考えておりますし、今後、いろんな取組で、交流人口を増やす、行く行くは定住人口を増やしていければという市側の考えは分かるんですが、移住をする上で、どのような市政運営がなされているのか。今の時代はSNSなどで、すぐに調べられますので、ただ住むだけではなく、できれば市政について考えていただける方にも住んでいただきたいなと私は思っております。
市民の方の理解が得られるように、今後は、より情報の記録だったり、情報公開であったり、議会への説明もしていただきたいと考えておりますが、見解をお伺いいたします。
◎木原経営政策部参事
本市では正式に設置いたしました委員会等では、傍聴許可とか議事録を原則として公開しておりますが、庁内における通常業務の一環での打合せ等については、議事録等は作成しておりません。また、情報公開につきましては、市民の皆様のご理解と信頼を得るために必要不可欠だと認識しておりますので、引き続き、今までと同様に、しかるべきタイミングで、情報公開を行ってまいります。