議案第59号 令和5年度清瀬市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)

【賛成】

 

議案の補正予算は、令和4年度決算の余剰金の精算に係る予算措置が必要となったことから、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億9,378万4,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ84億978万4,000円と定めるものです。

 

賛否の焦点は決算額ではなく、国民健康保険制度における法定外繰り入れをどう考えるかということでした。

 

「法定外繰り入れ」については、下記の厚生労働省のリンクに詳しく載っております。
国民健康保険制度について

 

 

読むのが大変だと思いますので大雑把な説明をしますと、国民健康保険制度の運営主体(保険者)は市区町村です。
議案第52号 令和4年度清瀬市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算でも記した通り、清瀬市国民健康保険事業は厳しい財政状況にあり、令和5年度の当初予算では赤字の解消のため、8億5254万7千円もの金額が一般会計から繰り入れられて((法定外繰り入れで)補填されております。

 

補填については国保加入者の層を考えると制度上やむおえない部分もあるとは思いますが、本来は独立採算制である国民健康保険の運営に、恒常的に市の一般会計からの繰り入れを行っていると、国保に加入していない層の立場から考えると不公平だと感じるでしょう。

 

基本的な考えとして、決算の余剰金が発生したのであれば、繰り入れた分は解消すべきだと思っておりますので、本議案については【賛成】しております。