一般質問にて、清瀬市内の不法投棄や公共物破損への対応について、防犯カメラの設置や被害届の提出への市の見解を問いました。
| 質問項目 | 件名 | リンク |
|---|---|---|
| 1. 環境保全のために | (1) 不法投棄防止用の防犯カメラの設置について (2) 不法投棄・破損等への被害届について |
→(本ページ) |
| 2. 医療介護の連携について | (1) メディカルケアステーション(MCS)の利用状況について (2) アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について (3) アルツハイマー病と歯周病との関係について |
→記事を読む |
◆松本潤
大きな一つ目、環境保全のためにから、2点ご質問をいたします。
令和5年6月の定例会でも、柳瀬川沿いを利用されたと思われる、一部のルールを守らない方によるごみの不法投棄の問題が取り上げられておりました。金山緑地公園から続く柳瀬川沿いの道路では、週明けにはごみが落ちているのが散見されたり、歩きたばこ後と思われる、たばこの吸い殻が落ちていたりすることが続いております。ほかにも、空堀川沿いや市内各地の公園など、一部の方の行いで本来はないはずであるごみが目に入るというのは、同じ市内に住む者として、何とかならないものかと常に思っております。
地域の方々や、自然環境保全の活動をされているボランティアの方々が定期的にごみを回収してくださっていたり、本市のほうでも啓発活動を行ったり、ごみの回収を随時していただいておりますが、いっそのこと、場所を絞ってでも、防犯カメラを設置することがごみの不法投棄に対する抑止力となるのではと考えます。肖像権や維持費等の課題もあるかとは思いますが、本市としての見解を伺います。
続いて、不法投棄、破損等への被害届についてです。
柳瀬川沿い台田団地前の道路には駐車違反防止用のカラーコーンが複数並べて設置してありますが、先日、そのカラーコーンが壊れている場面に遭遇しました。本市の公共物ですので、たとえこれが故意によるものでしたら、器物損壊罪の適用になり得ます。そもそもごみの不法投棄についても、何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならないという廃棄物処理法に違反しているわけですから、罰則があって当たり前だと思っております。どの程度からという問題はありますが、市内で不法投棄や器物損壊が見られた場合、被害届を出していくべきだと考えております。本市としての見解を伺います。
◎原田都市整備部長
私からは、環境保全のためにの不法投棄防止用の防犯カメラの設置についてと、不法投棄破損等への被害届についてご答弁をさせていただきます。
初めに、不法投棄防止用の防犯カメラの設置についてでございます。
議員よりご質問のありましたとおり、令和5年6月議会における一般質問において、清瀬自民クラブ、城野議員より、柳瀬川の環境保全についてとしてご答弁をしているところでございます。
ご案内のとおり、柳瀬川は清流の復活とともにアユが遡上し、かわせみをはじめ、多くの野鳥が集う、自然豊かな水辺スポットであり、水と緑が堪能できる清瀬市を代表する観光スポットでございます。
新型コロナウイルスの影響も落ち着いてきたこともあり、特に今年のゴールデンウイーク以降は、金山緑地公園周辺の柳瀬川河川敷には、川遊びを行いながらバーベキューやキャンプなどを楽しむ方々が多く見受けられるようになり、以前の状況に戻りつつあるものと考えております。
一方で、ルールやマナーをお守りいただけない方などによるペットボトルや瓶、缶をはじめ、バーベキュー網や使い捨てのコップ、皿類のほか、飲食物の残渣や包装、トレイなど、バーベキューやキャンプなどを行った後に出ると思われるごみの置き去りが河川敷や公園内のほか、駐車場や遊歩道など、様々な場所で見受けられることは大変残念に思うところでございます。
これら不法に投棄されたごみにつきましては、定期的に毎週本市で回収を行っており、また、市民よりご連絡をいただいた場合にも適宜対応を取っているほか、河川管理者であります東京都においても、巡回パトロールを行っていると伺っております。
防犯カメラの設置につきましては、不法投棄防止としての抑止効果が見込めるものであると考えられますが、先ほどご答弁申し上げましたとおり、ごみの置き去りにつきましては、河川敷をはじめ、様々な場所となり、その範囲は広範囲となることから、設置にかかるイニシャルコストや設置後のランニングコストだけではなく、設置場所の選定や設置数のほか、何より河川区域は東京都が管理をしていることから、協議も必要となってまいります。
このようなことから、直ちに設置することは難しいと考えておりますが、本市と同様に川遊びができ、バーベキュー問題等で課題を抱える自治体もございますので、防犯カメラの設置の状況など、情報収集に努め、研究をしてまいりたいと思います。
次に、不法投棄、破損等への被害届についてでございます。
金山橋より下流に向かった台田団地内1号棟周辺の道路に、路上駐車対策として複数のカラーコーンを設置しており、その一部が破損しているとのご連絡をいただきました。その後、現場を確認し、現在は新たに設置をさせていただいているところでございます。
議員よりご案内のとおり、公共物に限らず、第三者により故意に破損等が行われたものにつきましては、器物損壊罪に当たるものであると認識をしております。
しかし、カラーコーンなど、長期間にわたり屋外設置を行っているものなどについては、紫外線等の影響や経年劣化などの要因により、破損しやすい状況になりやすく、また、実際に器物を破損している現場の確認ができないことや、故意か否かの確認も難しいことが現状でございます。
また、ごみの置き去りにつきましても、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において禁止されている行為のため、罰則に当たるものであると認識をしております。これまでも不法投棄が発生した場合、内容物の確認により、投棄したものが確認できる書類などが混入していれば、追跡することを行ってまいりました。しかし、必ずしも不法投棄したものとは限らないこと。あるいは既に退去しており、その後の追跡ができないなど、大変難しいことが現状でございます。
このように、器物損壊や不法投棄におきましては、案件ごとに状況が異なるものでありますことから、状況をしっかりと把握し、今後も適切な対応に努めてまいります。
◆松本潤
ご答弁ありがとうございました。
それでは、再質問させていただきます。
まず、不法投棄防止用の防犯カメラの設置についてです。
防犯カメラの設置については、ご答弁いただいたように、場所の選定であったり、維持管理費であったり、管轄等いろいろ課題はあるかと思います。
しかし、先日の市内一斉清掃において、700キログラムのごみが回収されたと、今定例会初日に市長の行政報告でもありましたし、本市の職員の方が定期的に毎週回収を行っている手間というのも、それはそれでやはりコストがかかっているとも言えます。
自治体によっては、不法投棄防止用の防犯カメラを既に導入されているところはありますので、ご答弁いただいたように、ぜひ研究していただければと思います。
また、清瀬市でも、通学路の安全を守るための防犯カメラは既に設置、運用されていると伺っております。参考までに、教育部のほうで設置をされている防犯カメラの維持費がどれくらいになっているのかご質問をいたします。
◎南澤教育部長
通学路に設置している防犯カメラの維持管理経費ということでありますが、1台当たり年間約2万円でございます。
◆松本潤
ありがとうございます。
年間1台当たり2万円が維持費。ただこれは設置代金であったりとか、多分事が起こったときの対応代金というのは含まれていないと思いますので、それぐらいかかるのかなという印象ですね。
仮に柳瀬川沿いに防犯カメラを設置するとなった場合なんですが、そのときは設置する数や範囲によるかと思いますが、管轄である東京都の協議というよりかは、維持費のほうがネックになるのかなと私個人的には思っております。
ここで、防犯カメラを設置した際の維持費の課題に対してなんですが、クラウドファンディングという手法を試してもいいのではと考えております。クラウドファンディングについては、今年のひまわりフェスティバルのときも、ふるさと納税を利用した試みがありまして、残念ながら目標金額には届いておりませんでしたが、工夫次第で今後もっと伸びるのではと思っておりますし、9月の予算特別委員会でも、来年度もクラウドファンディングを実施する場合には、返礼品の充実を考えているとの答弁も出ておりました。
遠方から来て、金山緑地公園周辺の柳瀬川沿いを利用される方というのは、大体の方が公園に併設されている駐車場を利用されているかと思います。来られる方については、バーベキューやキャンプ、遊水池での野鳥の観察や撮影と、目的は違っても、リピーターの方が一定数いるのではと私は捉えております。
例えば、環境保全のための防犯カメラの設置、維持管理費を目的としたクラウドファンディングを行ってみる。そして、防犯カメラは設置でき、環境保全に役立てば、本市としてはよりきれいな環境を提供できますし、来られる方に対してはより気持ちよく利用していただける。そんなウィン・ウィンな関係を築くことができればよいなと思っております。
ただし、寄附を募るだけでは難しいと思いますので、例えば返礼品として併設されている駐車場の割引サービス券であったり、定期利用券などを用意する。そういった試みも面白いのではと思っておりますが、そもそも返礼品としてそういったものが検討材料になるのか、見解をお伺いいたします。
◎原田都市整備部長
環境保全のための防犯カメラの設置、維持管理費を目的としたクラウドファンディングに対して、金山緑地公園の駐車場の割引サービス券や定期利用券などを返礼品として検討できないかとのご提案でございます。
ご案内のとおり、金山緑地公園駐車場につきましては、指定管理者制度を導入し、管理を行っているところでございます。指定管理をお願いしている事業者に確認をしたところ、割引サービス等について、清瀬市のみの使用を限定してのサービス券の発行は難しいとの回答をいただいております。
このようなことも踏まえまして、クラウドファンディングの実施につきましては、先進事例等を研究し、情報収集に努めてまいりたいと思っております。
◆松本潤
ありがとうございます。
ほか自治体などでは、海水浴場やスキー場の利用、駐車場券を返礼品と扱っている例もあったのですが、どこでも、清瀬市独自のというのは難しいということでしたので、これはもう仕方ないのかなと思います。ちょっと私もまた研究などを重ねて、また機を見て質問させていただければと思います。
続いて被害届についてです。
被害届については、ご答弁いただいたように、案件や状況によって、出すのが難しいというのが現状であるというのが分かりました。
しかしながら、ほかの自治体では、不法投棄防止用の啓発のポスターに、不法投棄は警察に通報、相談しますと、しっかり書かれているところもあります。そういった掲示をすると、それはそれで大変になるので、あえて表記しないなんてこともあるのかなと思っておりますが、実際に被害届を出して被害に遭ったもの。例えば不法投棄でしたら、捨てられたごみの写真つきのポスターなどを、この件については被害届を出しましたと、不法投棄されやすい場所であったり、利用者の多い公園のトイレなどに張って、堂々と公表していくというのも、防犯カメラとはまた違った抑止力になるのではと思っております。
例えば清瀬市において、不法投棄や器物損壊等で被害届を出されたケースというのは、具体的にあるのでしょうか、お伺いをいたします。
◎原田都市整備部長
道路や公園におきましては、近年被害届を出すような事例はございませんが、一方で市役所庁舎に関わる被害が昨年ならびに本年、発生いたしました。
昨年5月の例では、本庁舎1階、市民交流スペースの窓ガラスが割れたものでございます。こちらは割れたと思われる時間帯の防犯カメラ映像を確認したところ、手がかりとなるような不審人物等は確認できませんでしたが、被害届を東村山警察に提出をしたところでございます。
また、本年6月には、新庁舎開設時に清瀬市花卉クラブさんよりご寄贈いただきました、季節ごとに花卉を植栽しているプランターが全てひっくり返され、一部破損する被害が発生いたしました。こちらも防犯カメラ映像を確認したところ、夜中に1人の男性と思われる人物がプランターを足で次々と蹴り、転がす様子が記録されておりましたので、即日防犯カメラ映像のデータとともに、被害届を東村山警察に提出し、あわせて巡回強化の要請をしたところでございます。
◆松本潤
分かりました。ありがとうございます。
日頃から適時対応していただいていることは大変ありがたいことであります。窓ガラスが割られたり、寄贈いただいたプランターが破損させられたりしたことは非常に残念ですし、被害届を出して、犯人が捕まったのか分かりませんが、防犯カメラがあったことで、警察には映像とともに被害届を出せたという側面もあると思います。場所を選定すれば、車のナンバー等を映すことができると思います。
今後、清瀬市においても、観光事業の推進をしていくと伺っております。こういったことは決して許しませんという強い決意の表明というのも、都市核が高いまちを目指すのであれば、必要な要素ではないかと考えております。
何か起きたときに対応するためのコストと、未然に防ぐためのコストのバランスというのを今後も継続して考えていただけるよう要望いたします。